日々のこと 日記

1人飲みの思い出

会社員時代、週3で1人飲みしている頃がありました。
誰かの作ったご飯と酒で疲れを洗い流してから家に寝に帰る。
「その日のストレス、その日のうちに」が合言葉。
当時の辛さを生活サイクルが物語っている。

私の行きつけは自宅から3分の居酒屋と、すすきのの友達がいるバーの2軒。
地元と中心部に1人で入れる店が最低限1軒ずつあると良いと思っています。

1人飲みの常連はだいたいおじさん。
単身赴任や転勤で地方を謳歌してる大手企業のおじさんとか、塾の先生とか、犬の散歩のついでに来るおじさんとか。
たまにやさぐれた青年や壮年(自分含む)。
みんなそれぞれお店の人と仲が良くて、やっぱり人が人を引き寄せるんだよなーと思う。

そんな中、私はと言うと、おじさんを越えて、おじいちゃんと仲良くなることがよくある。

地元の行きつけの店で、80歳代のおじいちゃんとカウンターで隣になった。
お元気でとても若いと感じるのだけど、どうにも価値観や共通言語に差があって、あまり会話が成立しなかった。
しかし、察するスキルを発揮し、「なかなか機転の効く若者だ」と気に入られ、年の差に気を許して電話番号まで交換するほど仲良くなった。

その後、カウンターで一緒になるタイミングは少なかったけど、ある時、葬式に行ってきたと、仲間がどんどん死んでいくと嘆いていた。
中年に入り、私は同年代で集まると健康の話題が何かと増えてきたと感じているが、次の段階はこれなのか。
とても紳士で、おしゃれなおじいちゃん。元気かな。

すすきののバーでもカウンターで隣になったおじいちゃんがいた。
もうオープンと同時にバーに来て、ずっと日本酒を飲んでるという。
もはや酔っててなのか、日頃からなのか、何を言いたいのかがわからん。
このおじいちゃんは日本酒を飲んで、海鮮丼を食べて帰るのがルーティンらしい。

ずっと、昔やらかして、すすきので入れる店はここだけだという事を言っている。
本当なのか酒の力か。
過去の栄光を誇らしく語ってて、楽しそう。
よく過去の栄光を引きずってるとか言うけど、そもそも自分には語れる栄光がない。あるだけいいよね団塊の世代。

楽しそうって大事だよな、と寛大な感覚でお話を聞いていたのだが、つらっと尻を触られた。
おじいちゃんだからと言って隣にいる見ず知らずの女性の尻を触っていいのか。
モヤモヤした気持ちが沸くが、ベロベロになってオーダーした海鮮丼をほとんど食べられないおじいちゃんの代わりに私が完食してやった。
しょうがないからこれで許そうじゃないか。

今となっては良い思い出たち。
そんなに酒の強くない自分にとって、1人飲みは「お店の人に会いに行く」か、「ONとOFFの区切りをつける」というものです。
出会いを求めていなくても、出会いがあったり、おしゃべりしに行ってなくても、会話が始まったり、その狙ってないのに交流が生まれる感じは好きだし、社会人は1人飲みで十分異業種交流ができると思う。
たまに世代も大きく超えちゃうし、視野が広くなること間違いなし。

仲間との飲みの席とはまた違った、奇想天外な刺激を得られたり、得られなかったりする、1人飲み。
みなさんにとっての1人飲みはどんなものでしょうか。

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